FXでよく見る「ロット」って何だろう?
ロットは「通貨の単位」のことだよ!
FXは取引単位が大きいから「ロット」とまとめられているんだ!
FX取引の際に、「1ロット取引の計算方法が分からない」、「どれくらいのロットで取引すべき?」と考える方は少なくありません。
今回はXMのロットについて、計算方法や初心者に最適なロット数について解説していきます。
目次
まずはXMの1ロット取引の計算方法についてチェック!
- 1ロットは10万通貨
- ロットは、取引ペアや口座タイプで異なる
- 必要証拠金は「取引数量÷レバレッジ×価格」で計算
- 損益は「ロット × pips」で計算
XMの1ロット取引について
XMなどの海外FX業者でのロットは、基本的に「1ロット = 10万通貨」となっています。
ちなみに国内FX業者では「1ロット = 1万通貨」で国内外の業者によって単位が代わるため、注意をしておきましょう。
また、XMには3種類の口座タイプがあり、種類ごとにロットの通貨数、最小・最大ロットが異なります。
マイクロ | ゼロ | スタンダード | |
---|---|---|---|
1ロット | 1,000通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
最小ロット | MT4の場合:0.01ロット(10通貨) MT5の場合:0.1ロット(100通貨) | 0.01ロット(1,000通貨) | 0.01ロット(1,000通貨) |
最大ロット | 100ロット(10万通貨) | 50ロット(500万通貨) | 50ロット(500万通貨) |
その他、株価指数などは1ロットが10万通貨ではない場合もあります。
銘柄ごとのロット数は、XMの公式サイトで説明されているため、通貨ペア以外を取引する際には、必ず確認をしておきましょう。
XMでは口座タイプごとに1ロットが「10万通貨」や「1,000通貨」に変わるのか!
XMの1ロット取引の計算方法
1ロット分の取引金額は「ロット数 × 1ロットあたりの通貨数 × 価格」 で求められます。
マイクロ口座 → 1ロット × 1,000通貨 × 100円 = 10万円
ゼロ・スタンダード口座 → 1ロット × 10万通貨 × 100円 = 1,000万円
つまり、「1ロット取引をする」 = 「マイクロ口座で10万円、ゼロ・スタンダード口座で1,000万円取引する」と同義です。
1ロットって意外と高い…!
でも、マイクロ口座なら最小ロットは0.01ロットだったよね!
つまり、XMの最小取引は1,000円分の取引(= 0.01 × 1,000 × 100)からってことか!
ちなみに取引する通貨ペアによって、同ロットでも取引金額が変動していきます。
例えばドル円が「1ドル = 100円」、ユーロ円が「1ユーロ = 130円」の場合、取引金額は以下のように変化します。
・ドル円 → 0.01ロット × 1,000通貨 × 100円 = 1,000円
・ユーロドル → 0.01ロット × 1,000通貨 × 130円 = 1,300円
1ロット取引時の損益計算方法
では1ロットでいくら損益が発生するのでしょうか?
損益を計算するにあたり、「どれくらいの数量で取引し(ロット)、どれくらい価格が変動したか(pips)」想定する必要があります。
この変動幅の最小単位を、FXではpips(ピップス)と呼びます。
- pips(ピップス)とは:通貨の最小単位。FXでは様々な通貨を取り扱うため、最小変動幅を1pipsと統一している。ちなみに1pipsはドル円・ユーロ円では0.01円、ユーロドル・ポンドドルでは0.0001ドル。
ロットごとにいくらの損益が発生するのか、まとめた表は以下の通りです。
損益は基本的に「ロット × pips」で計算できます。
1pips (0.01円の変動) | 10pips (0.1円の変動) | 100pips (1円の変動) | |
---|---|---|---|
0.01ロット (1,000通貨) | 10円 | 100円 | 1,000円 |
0.1ロット (1万通貨) | 100円 | 1,000円 | 1万円 |
1ロット (10万通貨) | 1,000円 | 1万円 | 10万円 |
ロットあたりの損益は、目安として覚えておくといいよ!
1pips変動した損益は、通貨ごとに異なるから、注意!
XMの1ロット取引での証拠金計算方法
FXでは予め取引したい数量に応じた、証拠金を口座へ預け入れておく必要があります。
- 証拠金とは:資金の担保。FXでは予め取引したい金額に応じた証拠金を口座に預ける必要がある。業者ごとに必要証拠金の計算方法は異なる。
- レバレッジとは:証拠金を担保に、所持金以上の取引ができるシステム。XMでは最大888倍までレバレッジをかけられる。
必要証拠金の計算方法は「取引数量 ÷ レバレッジ × 価格」で求められます。
10万通貨 ÷ レバレッジ888倍 × 100円 = 11261円
例)マイクロ口座で取引した場合
1,000通貨 ÷ レバレッジ888倍 × 100円 = 約112円
※最大レバレッジ使用時
証拠金の計算が不安な人は、こちらのXMのサイトを使ってみよう!
自動的に計算してくれるから安心だね!
XMでの初心者向けロットの設定方法
ロット管理を行うと、例え想定外の値動きをしても、損失を限定して自己資金を守れるというメリットがあります。
ロットの設定方法は以下の通りです。
- 「最大損失額」と「自分の平均損失幅」を設定
- 「損失額 ÷ pips」で、1pipsあたりの損失額を計算
- 「1pipsあたりの損失額 ÷ 価格」で、ロットを決定
なおロットの設定時は
- 1回あたりの損失額は、投資資金の2%程度に
- 平均損失幅は多めに計算
上記2点を踏まえ、設定前に自己資金と自分の平均損失幅を決めておきましょう!
1回の最大損失額の目安は、5万円 × 2% = 1,000円
平均的な損失幅が10pips
↓
1pipsあたりの損益額は「1,000円 ÷ 10pips = 100円」
↓
1pipsあたりの損益が100円となるロットは、「1pips(=0.01円) ÷ 100円(pipsあたりの損益額)= 0.1ロット(=1万通貨)」
なお今回の場合は、ドル円を想定して計算していきましたが、1pipsは通貨によって金額が異なるため、注意が必要です。
自己資金に応じて、こまめに取引ロットを見直してみる習慣を身につけておきましょう。
ロットの設定って難しい!
なにか簡単な方法ってある?
計算が面倒な場合は、マイクロ口座で最小ロットを選択しておこう!
利益が少ない分、損失も限定されているから、初心者でも比較的始めやすいよ!
自分に合った適切なロットで取引しよう!
今回はXMの1ロット取引の計算方法についてご紹介していきました。
実はレバレッジよりもロット管理の方が、リスク管理面では有効ともいわれるほど、奥が深いロット管理。
最初から1ロットで始めるのではなく、初心者はXMなどのマイクロ口座を使って、非常に小さなロットから始めてみてはいかがでしょうか?
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