目次
そもそも「海外FX」と「国内FX」って何?
ゆう
ポキ
まず前提として、両者の大きな違いは会社が置かれているのが「日本国内」か「海外」かという点です。
これにより、効力のある法律や業者の安全性が全く違います。海外業者はメリットが多いですが、その分怪しい業者があるのも事実ですので、慎重に選ぶ必要があります。
続いて2つ目の違いが、必要な資金量です。
同じ数量のトレードをするとしても、海外業者では証拠金が数百円〜数千円で済むのに対し、国内業者では数十万〜数百万以上必要なパターンが普通です。
そして3つ目の違いが、トレード環境の違いです。
国内業者だと、例えばA社で口座開設した場合はチャート・注文ツールなどその業者専用のものが用意されています。
対して海外業者では、基本的に MT4(または MT5)という、ほぼ全業者共通のツール(スマホでもPCでも使えます)を使用します。この辺りの設定に関しては初心者さんだと迷う方も多いので、このサイトで詳しく解説していますのでご安心ください。
おすすめなのはどっち?まずは表で比較!
みー
ポキ
海外FX業者 | 国内FX業者 | |
---|---|---|
安全性 | △〜○ 怪しい業者もある | ◎ 国内の法律で保護 |
最低入金額 | 500円〜 | 5,000円〜 但しトレードするには数万円が必要 |
追加証拠金(追証) | なし | あり 借金を背負うリスク高 |
レバレッジ | ◎ 最大無制限 | × 最大25倍 |
スプレッド | △ 0.6pips〜 | ○ 0.1pips〜 |
入金ボーナス | ◎ あり | × なし |
トレードツール | MT4・ MT5 9割の業者が共通 | 各業者専用ツール |
入出金のしやすさ | ○ | ◎ |
ゆう
それぞれの違いをもっと詳しく知りたい!あと、用語も分からないところがあるからそれについても教えて欲しいな。
用語については下の記事で詳しく解説しているから、チェックしてみてね。
ポキ
海外FXの特徴とメリット・デメリット
豊富なボーナスやキャンペーンがある
海外FX業者の大きな魅力が、口座開設や入金をするとボーナスがもらえるほか、多彩なキャンペーンがあるという点です。
ボーナスとは、出金はできないけれどトレードに利用することができるという証拠金のことです。
- 口座開設ボーナス:未入金ボーナスと呼ばれるもの。自己資金を入金せずトレードができるため、ノーリスクトレードとも呼ばれている。
- 入金ボーナス:入金額に対して反映される。100%入金ボーナスの場合、1万円入金すると1万円分のボーナスがつくため、証拠金合計2万円でトレードができる。
自己資金+αの証拠金で取引ができるので、より期待値が高いトレードが狙えます。
このボーナス制度は国内業者で実施しているところはありません。ボーナスの面だけで見ても、海外業者を利用する価値があることが分かりますね。
最小入金額500円からOKな業者も
海外業者は、500円や1000円などという少額の入金にも対応しています。
みー
FXって、元手になるお金が数十万、数百万円くらいじゃないとできないと思ってた…!
でも海外業者は全く違うんだ。詳しくは下の「ハイレバレッジ取引」という項目で説明するね。
ポキ
少ない入金で高額な取引ができる『ハイレバレッジ取引』
日本国内ではレバレッジが25倍に制限されているのに対し、海外FX業者はレバレッジ制限が500〜2,000倍、中には無制限といったレバレッジを提供している業者もあります。
レバレッジが高い取引を一般的に『ハイレバレッジ取引』と呼び、これは「てこの原理」のように少額資金で大きな取引ができる、という仕組みです。
例)それぞれの口座に1万円を入金した場合
国内口座:1万円でレバレッジ25倍取引=25万円分の取引が可能
海外口座:1万円でレバレッジ1,000倍の取引=1,000万円分の取引が可能
※2021年11月現在、国内業者DMM FXのドル円必要証拠金(10,000通貨あたり)は45,542円ですので、口座残高1万円ではトレードできません。
この仕組みは日本の法律では実現できないため、海外の法律や金融ライセンスのもとで成立しているんだ。
ポキ
ゆう
最大損失=入金額の『ゼロカット制度』あり!追証(取引中の借金)はナシ
みー
ポキ
海外業者を利用する最大のメリットとして、ゼロカット制度があります。
ゼロカット制度とは、簡単に言うと「入金した額以上の損失が出ない」と言うことです。
1万円入金してトレードし、含み損が1万円になった時点で強制決済がかかり、口座残高がゼロになります(これをゼロカットと呼びます)。入金した額が10万円でも、100万円でも同じです。
例外として、海外業者を利用していて借金となるケースが「入金時のカード乱用」です。これば翌月のカードの支払いができなくなり借金に陥るケースですが、トレードで発生した借金というより、自己管理・資金管理ができないが故に発生するものです。
「今月の入金はいくらまで」と資金管理を徹底するのが、勝ち組トレーダーへの第一歩だよ!
ポキ
通貨以外にも取引できる商品が多数
海外FXでは、様々な商品を取引することができます。
とくに最近人気があるのがゴールドと仮想通貨です。ボラティリティ(相場の変動)がかなり大きいため、より小資金で大きな利益を狙うトレーダーが続出しています。
トレードの選択肢が増えると、その分トレードの機会も増えます。
狙っている通貨のエントリーチャンスが来ない時は他の商品を見てみたり、金融市場全体の情勢と合わせて複数のチャート分析をしてみるのも面白いですね。
入金・出金の方法も簡単で安心
一昔前は「海外業者は入出金が不安定」「時間がかかりすぎる」という話もちらほら聞きましたが、ここ数年入出金のスピードや安全性がかなり向上している業者が多数です。
出金申請の翌日には着金しているということも珍しくないですし、入金に関してはクレジットカードのリアルタイム反映が主流となっており、手続き後1〜2分で反映される業者も多いです。
公式サイトが日本語対応になっている業者を選べば、大体が入出金の方法について具体的に手順を解説してくれていますので、この点に関しては心配しなくて大丈夫です。
金融庁の警告を受けている業者が大半
意外と知られていない点ですが、現在日本から口座開設ができる海外FX業者の大半は、日本の金融庁から警告を受けています。
ゆう
ポキ
金融庁が海外業者に向けて警告を発している理由としては、「金融庁の許可なく日本に住む日本人を対象にサービスを行っている」からです。
何か不正があった・トラブルがあった、などという理由で警告を受けている訳ではないのです。
上の項目でボーナス・レバレッジ・ゼロカットなどのメリットについて『海外のライセンスありきのもの』と説明しました。
つまり、現在日本から口座開設ができる海外業者は『日本の金融庁の許可を取ろうと思えば取れるが、ボーナス・レバレッジ・ゼロカットなどのサービスが提供できなくなるためあえて取得していない』ということなのです。
これが結果として「金融庁の許可を取らずに国内で営業をしている業者」として注意喚起が行われている、ということです。
ポキ
業者破綻時の顧客の資金の取り扱い
海外業者で多く取り入れられている資金の管理方法が『分別管理』と言われているもので、「業者の資金と顧客から預かった資金は別々に保管していますよ」という内容です。
これは信託保全とは違い、あくまで別管理はしていますが、破綻時に資金が戻ってくることを約束しているわけではありません。(一部信託保全を取り入れている海外業者もあり)
メリットがある分このようなデメリットもありますので、そもそも破綻の可能性が極めて低いような業者選びをする必要があります。
対応策としてですが、海外業者は上で紹介した通り、少ない資金で大きな取引ができます。つまり、何百万という高額な資金を入れる必要はそもそもないということです。
万が一帰ってこなかったり、損切りしてなくなってしまっても生活に支障のない金額を入金するようにするのがおすすめです。
海外特有の怪しい業者も多数あり。業者選びは慎重に
ここまで紹介した通り、海外業者にはメリットがたくさんあるということが分かっていただけたかと思います。しかし、やはり1番気になるのは安全性ですね。
レバレッジ制限やボーナス提供、ゼロカットなどトレーダーにとって有利な環境が整っている海外業者ですが、会社自体が国内にないため、国内の法律の効力がありません。
過去には定期的に『顧客の資金を持ち逃げした業者』が存在しているのも事実です。
みー
ポキ
・公式サイトの日本語表記や文章がおかしい
・サポートメールの話が噛み合わない(日本人以外が返信している)
・入出金に遅延がある
・出金に細かい条件があり、なかなか出金に辿り着けない
・できてから数年しか経過していない新興業者
・「絶対に稼げる」と謳った手法などでSNS上でユーザー集めをしている
過去、顧客の資金を持ち逃げした業者には上記のような特徴が見受けられました。
繰り返しになりますが、どこを利用しても『絶対に大丈夫』という保証はありません。
しかし、できる限り安全性の高い業者を選び、リスクを減らしてトレード環境を整えるということを念頭において業者選びをすることが大切です。
国内FXの特徴とメリット・デメリット
万が一の業者破綻時も、全額資金が戻ってくる
国内FX業者は日本の金融庁に登録する際、全額信託保全が義務付けられています。
信託保全とは、業者が破綻した際、顧客が預けた資金が全額返還される保証のことを指します。
業者は、顧客から預かった資金を銀行に別で保管しています(それぞれの業者は、複数の銀行と顧客区分管理委託契約というものを結んでいます)。
そのため、万が一業者が倒産した際はその契約先の銀行がトレーダーに資金を全額返還してくれる仕組みになっています。
スプレッド(取引コスト)が安い
日本のFX業者のスプレッドは、世界的に見てもトップクラスの狭さを誇っています。
ゆう
要するに、スプレッドは狭ければ狭いほど有利なトレードができるんだ。
ポキ
しかし、狭いスプレッドに隠されたデメリットがあるということをご存知でしょうか?
多くの国内業者は、DD方式の取り引き形態を採用しています。このDD方式に特有なのが『呑み行為』と呼ばれる行為です。(ストップ狩りなど)
どういう事かというと、トレーダーの損失=業者の利益となる方法であるため、勝ちすぎるトレーダーは排除されてしまう仕組みとなっているのです。
実際に、「勝ちすぎたらスプレッドが広がってきた(スプレッドは変動式なので、広げられても文句は言えません)」「不正取引としてアカウントを凍結された」などという話もあるようです。
スプレッドが狭いのは一見するとトレーダーに有利なのですが、業者の利益が少ない=トレーダーの損失が成り立っている、ということをきちんと理解しておくのも大切ですね。
FXの取引形態にはDDとNDDがあり、それぞれの業者の方針にによってどちらを採用しているかが決まります。
・DD(ディーリング)方式:注文は『トレーダー→業者のディーラー→市場』という順番で流れる。間にディーラーが入り故意に注文を操作できるため透明性が低い。国内FX業者の場合、合法の呑み行為ができる。メリットは狭いスプレッド。
・NDD(ノン・ディーリング)方式:注文は『トレーダー→市場』という順番で流れる。注文がそのまま市場に流れるため、価格操作などの影響を受けず非常に透明性の高い取引ができる。デメリットはスプレッドがやや広く、割高に見える点。
DD方式の業者でNDD方式の取引はできませんので、業者選びの時点できちんと視野に入れておくようにしましょう。
ボーナスは基本的にない
みー
たまに「口座開設キャッシュバック」というものを見かけるけれど、とんでもなく効率が悪く、受け取るのはほぼ困難というのが現実なんです。
ポキ
国内業者には、「入金ボーナス」というものは存在しません。代わりに見かけるのが、「口座開設+取引で○万円キャッシュバック!」というキャンペーンです。
しかしこのキャッシュバック、トレード上級者でも手に入れるのがかなり難しい上に、リスクに対するリワードが全く合わないのでおすすめできません。
以下の表は、ある国内業者のキャッシュバックキャンペーン詳細です。
必要取引量 | キャッシュバック額 |
---|---|
50,000万通貨以上 | 300,000円 |
40,000万通貨以上 | 200,000円 |
20,000万通貨以上 | 100,000円 |
5,000万通貨以上 | 50,000円 |
1,000万通貨以上 | 10,000円 |
500万通貨以上 | 5,000円 |
みー
ポキ
1LOT=1万通貨を取引するのに必要な証拠金は約45,000円。
・1度で500万通貨、5,000円キャッシュバックを狙う場合:225万円の証拠金が必要
・1度で5,000万通貨、50,000円キャッシュバックを狙う場合:2億2500万円の証拠金が必要
・では、30万円のキャッシュバックが欲しい時は…??
上記の例はわかりやすく一度で取引する場合の必要金額を書きました。もちろん分割してトレードしてキャッシュバックを狙っていくのもありですが、同じ金額分のトレード回数をこなす必要があります。
例えば45,000円入金して1LOT(1万通貨)ずつ取引をすると、5,000円もらうために500回トレードをしなければいけません。
もちろん、トレード回数を分ければ分けるほど損失が出るリスクが高くなります。
果たしてあなたは、一度も全損する事なく上記の取引数量をクリアできるでしょうか?
ゆう
ポキ
海外業者と同じ取引をする場合、何百万という資金が必要
国内業者のレバレッジ制限は最大25倍です。
本ページ上部の『ハイレバレッジ取引』の項目で説明した通り、レバレッジが低ければ低いほど証拠金が多く必要になるため、海外業者と同じ数量で取引をしようとすると何十万〜何百万という資金が必要となります。
入金方法は銀行振込のみ
入金方法はかなりシンプルで、ほとんどの業者が銀行振込のみとなっています。
反映時間は当日〜翌日までが多いようですが、よりスピード感を求めている方・海外業者の即時クレジットカード決済に慣れている方だと少し不便に感じるかもしれません。
とはいえ、最近は銀行振込もスマホから簡単にできるようになっていますよね。窓口やATMに行かず自宅から振り込めるという点においては、クレジットカードと大差はないといえます。
ゼロカットなし。逆行すると追証(取引中の借金)が発生する
国内FXで一番注意したいのが、追証が発生するという点です。
追証は、入金額以上の含み損となる状態で発生する追加証拠金の振り込み依頼です。期日までに払い込みを完了しなければポジションが強制決済となり、損失が確定し借金が発生します。
ゆう
ポキ
最悪なのは、追証を支払うために消費者金融から借入をし、それでも足りずに最終的に損切りとなってしまった場合です。
投資で首が回らなくなる、という方は大半がこのパターンです。
FXに限らず投資は余剰資金でやるものであり、借入をしてまでするものではありません。これからFXを始めようと思っている方は、この点を忘れずに常に意識していけるといいですね。
国内・海外に縛られず、しっかりとした業者選びが大切!
今回は、『国内業者と海外業者の違い』について、初心者さんでも理解できるよう噛み砕いた解説をしてみましたが、いかがだったでしょうか。
ゆう
それぞれのトレードスタイルや資金量が違うから一概には言えないけれど、少額トレーダーにとっては海外業者の方がメリットが大きい場合が多いよね。
ポキ
みー
おそらく、この記事を読んでくれているほとんどの方が「FXって怖そうだから、とりあえず少額からチャレンジしてみたい」と思っているのではないでしょうか。
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FXにチャレンジしてみたいけど怖いな…と思っている方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてね!
ポキ
XM Tradingに関しては、以下の記事でまとめています。
口座開設ボーナスの他にもボーナスやキャンペーンがありトレーダーにとって有利な環境が整っていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。